刷毛 新調

一カ月前、大学近くの刷毛屋へ

根津駅が最寄りの小林刷毛製作所へ


作品の和紙の裏にもう一枚和紙を貼り強度をあげる裏打ちという作業に使う糊刷毛、空刷毛などは大学在学時から小林の刷毛です

保存修復科も小林をつかっている信頼の高い刷毛屋です

今回は金箔など箔を貼る時に使う刷毛の発注をしました

前回もですが
通常より毛の量を60%に減らし、
そして今回は毛の幅も特注サイズにしました

細かい注文に答えてくれるのはまさに下町な感じ

そして待つこと一ヶ月


開封です


前回よりすこし幅を広げました

三寸五部、四寸など幅は尺貫法です


少しですがこの長さがより正確な箔貼りにつながります


刷毛や筆は使ううちに毛が削れます、刷毛の先の半透明な部分が手前はなくなっています
含みやまとまりがなくなってきていました

四年でかなり使い込んだので次もそのあたりで注文予定です


日本画家
楚里勇己