· 

切り継ぎ刷毛

先日切り継ぎ刷毛を新調しました


コロナ禍で展示が減った分制作にしっかり時間を使い、道具もこのタイミングできれいにしたり、新しくしています

切り継ぎ刷毛とは

作品の裏打ち、パネル張り込みと和紙を切ってくい先にしたりと活躍する刷毛で、馬の毛です

のり刷毛(切り継ぎ刷毛)を使います

振り返れば2008年から、12年もの間よく頑張ったくれました


大学の近くにある小林刷毛製造所で購入

在学中、屏風を一からつくりたく、浅草の表具屋でお話を聞いた時に勧めてもらいました

当時職人さんも大事に使えば長くもつと教えてくれましたがまさかこんなに持つとは

同期の芸大保存修復の作家にきいたところ保存の生徒も最初に小林の刷毛をそろえるそうです



色もすっかり黒っぽく

木屑や抜け毛が少しでてきます

ちなみに木の部分も削れて丸く、毛も削れて減っています
文字も読めないくらいです

持ち手の先には 大極上
真ん中には  東京小林刷毛

と書いてありました

消えちゃいました
また、10年近くもつように大事に使いたいと思います



東京 小林刷毛製造所
http://www.kobayashihake.jp/

最寄りは根津駅です


↓ちなみにこちらはお鮨の醤油刷毛だそうです

きっとすごくきれいにぬれると思います